文章書くって難しい。
本ブログ内で何度か触れておりますが、 私、本職は雑誌記者です。
とは言ってもローカルな発行部数もたかが知れている誌面に、
月に20ページ程度載せてもらっているだけなんですけど。
いや、実際、毎月20ページ自分の記事があるって凄いことだと思うんです。
でも、逆に一人がそれくらい書かなきゃいけないような中小出版社なんです。
まあ、それは関係ないです。
こんなに文章力が無くても記者なんです。
文章力の無い記者というのは、 足の遅いマラソンランナーみたいなもので、 今私は周回遅れでゴールされているような感じです。
文字で人に何かを伝えるのって、難しいなあと改めて思います。
「この内容で●ページ書いてねー」みたいな感じで録音した音源渡されて、こんな雑談どうやって記事にすんねん!!!っとなる時もあります。
ちなみに対談チックにそのまま記事にすると内容が薄いと怒られ、内容が濃い部分のみピックアップすると文字数が半分にも満たず、
自分で内容を調べて補足していくと「こんな話はしていない!!」と怒られます。
どないせいっちゅうねん。
文章力をもっと向上させていきたいと言うのがいまの思いです。 では、文章力ってなんなのでしょう。
文字で人に伝える能力です。
同じ文字数でも表現次第で、伝わり方が全然違います。
ツイッターとか顕著な例ですよね。
私は140字で伝えたいことを伝えていくといくのは凄いなと思います。
私の今の仕事は誰かの声を代行して、文字にして届けることだと思っています。
誰かの気持ちを理解して、共感して、その人になりきって文字にして伝えて行くこと。
そうだ、これなんだ!
と思って試しに人間観察して、何度も音声を聞き直して、 その人のことを徹底的に調べあげ、取材以外でも会って話して、 その人になりきって、さもその人が書いたかのように記事を書きました。
上司「これ、本当にこの人が言ったの?」
ぼく「いえ。想いを代弁しました」
上司「……書き直し」
ぼく「はい……」
……どう考えてもやり過ぎましたごめんなさい。
文章を書くって非常に難しいです。