思考停止無視。

ちょっとだけでも考えてみる。

子どもたちの遊ぶ場所。

 

実家の甥と姪をみていると色々と感じることがあります。
たまに規制したときは一緒に遊ぶのですが、
自分たちが子供の頃(と言っても十数年前)と遊び方の変化を実感します。
まず、友達を家に呼んだり、友達の家に行くことが少ないようです。
私は毎日の様に、幼なじみの家でままごとしたり、冒険ごっこしたりしていましたけどね。
ミニ四駆とかビーダマンとか(その世代です)
かと言って、友達がいないわけでもなく、「いつもなにして遊んでいるの?」と聞くと、
「公園でDS」
……こえー。最近の小学生こえー。
公園言ったら、鬼ごっことかかくれんぼとか、木登りとか色々あるでしょ?
と思いながらチビ達と公園に行くと、いましたDS少年団。
私だって小学生の頃スーファミとかしてましたし、
ゲームが教育に悪いなんて思っておらず、むしろ、ゲームから学ぶこともあると思っています。
お年玉で通信ケーブルを買った僕は人気者でした。
だから、みんなでゲームをする小学生を否定するつもりはありません。

でも、なんだ。なんなんだこの感情は。

そして気づいた。

あっれ。
この公園……遊具が無くなってる!!
うんていがなくなっている…。
でっかい岩の登ったり出来るあれが無い。
木のアスレチックみたいなのがない。
滑り台が小さい。
シーソーが消えちまったぞおおおお!

あー。そういえば全国的に、

遊具の老朽化とか、危ないって苦情がきて、
撤去されてるって話聞いたことあるな…。

しかし、だ。
遊具が無くても遊べるんだ!
だってこの公園にはこんなにもたくさんのたくましい木が生えてるじゃないか!

さあ、ボーイズ&ガールズ。お兄さん(オジサンじゃないぞ)と一緒に木登りをし…よ…う……?

……。

子どもたちが登れないように下の方の枝が全部切り落とされてました…。

あのさあ…。

わかる。わかるよ。
きのぼりして落ちたら危ないもんね。
痛いし、怪我しちゃうかもしれないし、打ちどころが悪ければ死んじゃうかもしれない。
すごくわかるんだ。

でもさー。
公園でDSするしか無いくらいに、子どもたちから経験を奪わないでしょ。

私だって危ない目に何度かあったし、よく生きてるなあと思ったことも有ります。

やわらかい干潟に下半身全部埋まってもがけばもがくほど沈んで行った時の恐怖は未だに覚えているくらいです。

木から落下したり、溝にはまったり、いろいろしましたけど。

それでもやっぱり外で遊ぶのは楽しかったですし。

ゲーム好きだからこそ、

ポケモンごっことかドラクエごっこしながら外を走り回っていました。

家で遊べないのもそうですよね。

親が共働きで、子供しかいない時に子供だけで集まると、
防犯上の問題とか、火災なんかの不安もあります。
家に介護の必要な人がいたりとか(在宅介護とかありますしね)、
マンションやアパートなんかの集合住宅も、昔ほど自由じゃありませんし。

でも、そういうのって全部大人の都合なんですよね。

窮屈な世の中になったなあ。と思います。

窮屈なのに、密度はスカスカで、凄く寂しい。

自分に子供ができたら、のびのび育ててあげたいなあと思います。