思考停止無視。

ちょっとだけでも考えてみる。

クリエイターという人

熊本市の現代美術館で開催されている、庵野秀明特撮博物館に行ってきました。

私、特撮にはあまり興味なかったのですが、とても楽しめました。
ミニチュアの精密さには言葉を失いましたし、戦闘機や怪獣などもかっこよかったですね。
でも、いちばん印象に残っているのは、「巨神兵東京に現わる」のメイキング映像です。
 
ものづくりの現場って本当にワクワクするんですよね。
今回は今までになかった手法でとてもユニークな映像が作られている、その現場に心が踊りました。
壁が溶ける演出とか、きのこ雲の表現を模索しているところがああ、ものづくりってこれだよ!とおもわせてくれます。犬のような遊び心とかもそうですね。
 
以前、農家に見学に行った時もワクワクしました。その時は芋の苗植えを体験させてもらったんですけど、土にまみれながら食べ物を作るそういう経験って今では中々できないものですよね。それが楽しかった。
ある画家さんのアトリエにお邪魔したときも、カメラを持って「じゃあ行こうか」と動物園に。カメラマンとしてでも食って行けるんじゃないかという程のいい写真を撮って、それを絵にされてました。
 
私は今まで、自分で何かを作るといったことをしたことがありません。
まあ、大学時代にサークルで身内ネタ満載の自主制作映画を作ったくらいでしょうか(あれはあれでどうしようもないくらい楽しかったですが)。
元々、視野が狭くアイデアらしいアイデアを浮かべられず、手先も不器用で何かを組み立てられず、センスもないので見栄えが悪く、なによりやる気が無いので自分が何かを創造するという意識がありませんでした。
 
クリエイターと言うと、みなさんはどんな人を思い浮かべるでしょうか。
芸術家?作家?プログラマー?映画監督?色々いますよね。
私はこれからの世の中はクリエイターでないと行けないと思っています。
私はクリエイターとは、、なにか価値を創造していく人々だと思っています。
それは前述した職種に限らず、新しい仕組みを作ったり、遊びを考えたりする人もクリエイターだと思います。
起業家とか、お笑い芸人とか、そういった人たちはもちろん、飲み会の余興を考えたり、そういったこともクリエイターであるからできるんですよね。
既存のものを利用するだけでなく、新しいものを生み出していく力。
そういうクリエイター精神がないと今後単純作業はどんどん機械にとられていってしまいます。
機械にはできない、単純作業ではなく、新しい価値を想像するクリエイター。私もそこを目指していきたいです。