思考停止無視。

ちょっとだけでも考えてみる。

メルカリが売上100億円超えで黒字化、今後の行く末は?

フリマーケットアプリ運営のメルカリが売上100億円を越え、

営業利益約32億円、当期純利益約30億円と黒字化しました。

 

www.zaregoto-gakuen.com

 

メルカリのサービスは、手元にある不要な物、売りたい物を、

スマートフォンで写真を撮り、金額や説明を入力するだけで出品でき、

表示された商品を見た出品者が通販と同じ感覚でクリックしたら購入できます。

出品者はメルカリに10%の手数料を払うわけですが、これが利益につながっているわけですね。

在庫管理や受注、発送、決済などの作業やリスクを全てユーザーが負担する代わりに、

販路として手軽なアプリを提供しているわけです。

3月には84億円の資金調達に成功していますし、その勢いは素晴らしいものです。

ベンチャー好きの私としては非常に楽しい企業ですよね。

 

今後の鍵はサポートの"向上"

今後は海外への展開や、システム面でのサービス向上が期待されます。

すぐにはしないでしょうが、VCから大規模な投資を受けているので上場か売却があるのは確実です。

若いIT企業が上場して行くのは先駆者として開拓して欲しい道です。

とかいいつつ、私は先日、メルカリを酷評しています。

 

非常にマナーの悪い出品者にあたり、クレジット決済後に値上げを要求されたんですよね。

もちろん、規約違反ですし、態度も非常に尊大でしたし、その出品者の過去の取引をみると同様ことを何度もしていましたので、キャンセルと運営への通報をしたのですが、1度コピペのようなこちらの問い合わせ内容に即していない返信があって以降、再度返信した内容に対する回答もなく疑問符のついたまま私はメルカリの利用を辞めました。

私にメルカリを勧めてくれた友人によると「それがメルカリの日常」ということで、

インターネット上での報告を見ると違法商品の出品の黙認や、規約違反者にたいする寛大な処置、通常利用者に対する理不尽な処置が横行しているように思えます。もちろん、多少の誇張はあるでしょうが。

 

サービスとしての着眼点としては素晴らしいですし、ニーズにもマッチしている。システムも悪くない、ビジネスモデルとしては恒常化していけるプラットフォームだと思います。

しかし、ベンチャー企業が陥りがちな人材育成面での課題が大きいと思います。

まだ4期目が過ぎたばかりの若い企業ですので、人材育成面に弱さがあるのは仕方ありません。

サービスを利用することでストレスが貯まると、ユーザーは離れていきます。

人を確保し、サポートを強化することができなければ、

どんなに優れたビジネスでも上ばかり見て足元を救われかねません。

そうやって衰退したベンチャーも少なくないのですから。

これは決算の数字上では分からない利用しての体感ですが、

わりとリアリティがあると思うんですよね。